最近は朝の空気がすっかり夏めいてきて、
いつもの椅子に座りながら、相棒のiPadでニュースを見ていたら、
こんなニュースが目の止まりました。
5歳の息子さんに「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞かれた
お母さんの返しが話題になっているとのこと。
その返答が、こちら。
「勉強しないまま1人で生活したら死ぬからだよ」
これは……真理です。
読めなければ危険の看板もスルー、
計算ができなければ買い物で損、
科学の知識がなければ炭を焚いて酸欠死。
たしかに、無知は命取り。
それを5歳児に真正面から、でも過不足なく伝える。
このお母さん、ただ者ではありません。
しかもこの話、続きがまたいいんです。
翌朝、その息子さんはこう言ったそうな。
「お母さん、落とし穴有りますって看板が読めるように僕頑張るよ!
生き残ろうね!」
もちろん、「なんで勉強するのか?」にはいろんな答えがあります。
- 知識がないと損をする
- 騙される
- 見える世界が広がる
- 好きなことを極めるための基礎になる
- 自分や大切な人を守るための手段になる
でもたぶん、大切なのは
「その子が納得できる言葉で、伝える」ってこと。
大人が本気で答えるから、子どもも本気になる。
そのやり取りに、愛がちゃんとある。
それが何より大事なんだと思いました。
勉強って、“いい大学に行くため”とか“いい会社に入るため”じゃなく、
もっと根っこに「生きていくため」がある。
そう教えてもらえる子は、きっとどこかでつまずいても、
もう一度立ち上がれる気がします。