「終末時計」、過去最短の残り89秒にとのニュースがネットの流されました。
米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」(原子力
科学者会報)は28日、人類滅亡までの時間を示す「終末時計」の残り時間が
「89秒」になったと発表した。昨年、一昨年の「90秒」を下回り、公表の
始まった1947年以降で最短だったと言っています。
分析を担当した専門家らが28日、ワシントンで記者会見し、ロシアのウクライナ
侵略や緊迫する中東情勢を踏まえ、核使用の恐れに懸念を表明した。地球温暖化
による災害激化やパンデミック(感染症の世界的な流行)のリスク、AI(人工
知能)による精巧な偽情報の拡散なども、人類への重大な脅威だと説明した。
記者会見では、日本の被爆者団体全国組織「日本原水爆被害者団体協議会
(被団協)」が昨年、ノーベル平和賞を受賞したことも紹介された。専門家らは
「世界は核兵器の使用について強いタブー意識を持つようになった」と評価した
上で、「そのタブーが弱まっている兆候がある」と言及した。
同誌は毎年、各国の指導者や市民に危機感を共有してもらう目的で終末時計の
残り時間を公表している。最初の47年は「7分」で、冷戦終結後の91年が
「17分」で最も長かったと述べています。
終末時計の89秒より南海トラフの30年の方が現実的な数字だとチチは思います。