ハワイで、毎週50万匹の蚊をドローンで空からまいている
そうです。最初は「なんてことを」と思いましたが、
放たれているのは刺さないオスの蚊。しかも「ボルバキア」と
いう細菌に感染しており、交尾しても卵がかえらないそうです。
つまり、蚊の繁殖を止めるための作戦。
まさに**「毒をもって毒を制す」**というやつですね。
目的は、蚊が運ぶ「鳥マラリア」から、絶滅しかけている
ハワイ固有の鳥たちを守ることだそうです。
遠回りに見えて、自然にやさしい方法でもあります。
「急がば回れ」、そんなことわざが頭に浮かびました。
突拍子もないようでいて、理にかなった取り組みです。
こういう柔らかな知恵、見習いたいものです。