岩手県大船渡市で26日に発生した山林火災は延焼が続いていて、
これまでに1人が遺体で見つかり、住宅など84棟が被害を受けた
と報道されています。市は焼失面積はさらに拡大するとみていて、
ほかに逃げ遅れた人がいないか確認するとともに、28日も朝から
ヘリコプターによる放水が行われているようです。
森林総合研究所の玉井幸治研究ディレクターは、大船渡市など
岩手県の沿岸南部で山林火災が相次いだことについて「今月は
雨が少なく落ち葉が非常に乾燥していたことや地面に雪が積もっ
ていなかったことが影響したとみられる」と話していて、相次ぐ
山林火災について、2月に入ってから雨や雪が極端に少ないことや
風が強まったことで被害が拡大したとみられると指摘しています。
この他に2月25日午後、岩手県陸前高田市で発生し隣の大船渡
市にも延焼した山林火災について、消防は26日正午、ほぼ消し
止めたことを示す「鎮圧」を発表したとの報道もありました。
最近のの山火事では米国ロサンゼルスの高級住宅地での山火事が
話題になっていましたが、日本でもこのように災害が発生する
こともあることを認識して、個人的な野焼きや裸火などの火の
取り扱いには十分な注意が必要と思われます。
近年大部分の行政では自宅での焼却は禁止されているところが
多いと聞いています。
家事は一瞬にして財産をなくすことにもなるので自宅のコンロで
も注意しながら使っていきたいと思っています。