「まじめに働く日本人より、テキトーに見える欧州人の方が
生産性が高い」――そんな話をネットで見かけました。
紹介されていたのは、ある日本人がスペインで体験した出来事。
アンドラ公国行きのバスに乗ったものの、大渋滞で遅延。
すると運転手は突然、近くの車庫に入り、乗客を全員降ろしました。
そしてこう一言。
「もう定時だから、ここで終わり。あとはタクシーで行ってね」
日本なら大問題ですが、欧州の人たちは文句も言わず解散。
これが「普通」なのだそうです。
でも考えてみると、残業ゼロのこの運転手の働き方は、
時間当たりの効率=生産性は高い。
さらに、乗客が別の交通手段を使えば、お金が動いて経済も回る。
なるほど……チチにはなかった視点です。
次回は、「なぜ欧州ではこんな考え方が当たり前なのか?」を、
もう少し考えてみたいと思います。