九州学20234回目は「九州の大地を聴く」と「地震と火山の九州を考える」が
テーマで講師は別府市役所の隣にある京都大学地球熱学研究施設長だった
京都大学名誉教授の竹村先生です。
九州は何千万年前大陸とほぼ繋がっていてその後日本海が出来て大きくなって
現在の地形になって来たとのことです。それを証明するのに「古地磁気学」と
言う学問があるそうです。
岩石には主に液体のマグマが冷えて固まった火成岩と、水中に砂などが積もって
できた堆積岩があります。いずれも岩石が固まった時点でその磁気の向きは
固定され、その後ほぼ変わることは無いそうです。
岩石は、自身ができた際の地球磁場の向きを記録しているといえるわけです。
これで九州がどのように移動して現在の位置になったが分かると言うわけです。
他に火山や地震についてもお話があったのですがこの「古地磁気学」が
一番興味深く頭に残っていました。現在の九州はほぼ北を向いていますが
昔は大陸と平行に近かったらしいです。別府湾も瀬戸内海も無っかったと
言われています。何とも不思議な感じがしました。
次回も楽しみです。