守備にも打席にも立たないキャプテン ― 学生コーチという道

今日のネットニュースで、「高校野球・学生コーチ」に

関する記事を目にしました。

神奈川県のある高校で、野球部に選手ではなく“学生コーチ”と

して入部した生徒が、今年の春からなんとチームのキャプテン

務めているという内容でした。

彼は中学生時代から野球を続けていたものの、レギュラーには

なれなかったそうです。

けれど、進学先の高校の練習を見学したときに何かを感じ取り、

学生コーチとして入部することを決めたといいます。

その後は、グラウンドに立たずとも、懸命に練習の補助や戦術面での

サポートに徹し、やがて部員たちからの信頼を得て、キャプテンに

抜擢されたのだそうです。

この夏の県大会では、三塁コーチャーとしてベンチから選手たちを

鼓舞しています。守備にも打席にも立たない

「学生コーチのキャプテン」。まさに、新しいかたちの高校球児です。

全国47都道府県、約3,800校の高校球児たちには、それぞれに

自分だけの物語があります。

甲子園という夢の舞台を目指して、選手だけでなく、

こうした裏方の立場から支える存在がいることを、

改めて心に留めておきたいと思いました。

ガンバレ、高校球児たち!

プレーする人も、支える人も、みんなが主役です。

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